週末農業・家庭菜園
畑を見ていると、「この土、フカフカしてるな」と感じる瞬間があります。それは単に柔らかいというだけでなく、**植物がよく育つ“良い土”**であるサインです。その秘密は、「団粒構造(だんりゅうこうぞう)」という土の仕組みにあります。 ■ 「団粒構造」と…
秋になると舞い落ちる落ち葉。実はこれ、昔から農家にとって“宝”でした。化学肥料がない時代、人々は自然の循環を上手に利用して、落ち葉を堆肥として活かしていたのです。 ■ 古くからの知恵とサステナブルな発想 日本では江戸時代より前から、山や林の落ち…
厄介な虫トップ3 1. アブラムシ 野菜・果樹・花など、ほとんどの作物に発生する代表的害虫。植物の汁を吸って弱らせ、ウイルス病を媒介することもあります。繁殖力が非常に強く、温暖期には爆発的に増殖します。 2. コナガ アブラナ科(キャベツ・ブロッコリ…
はじめに:現代の“せわしなさ”と、畑の時間 スマホの通知や仕事の予定に追われる毎日。気づけば、いつも何かを「早く終わらせなきゃ」と焦っていませんか? けれど、畑に出ると不思議なことに、時間の流れが変わります。どれだけ急いでも、芽は早く出てくれ…
「霜に当たると甘くなる」——冬野菜に関してよく聞く言葉ですが、なぜそうなるのでしょうか?実はこれは、野菜が**寒さから身を守るために行う“防御反応”**なんです。 【1. 霜が当たると何が起こる?】 朝晩の冷え込みで霜が降りると、野菜の体内では凍結防止…
■ はじめに:水が多いほど良い、は間違い 畑や水田で「水を切らさないように」という意識は大切ですが、過剰な水分は根の呼吸を奪い、病害の温床になります。特に近年は集中豪雨が増え、排水不良による根腐れ・立枯病・フザリウム病の発生リスクが高まってい…
はじめに:初めての草刈り、緊張しますよね 休日の地域奉仕で「今度は草刈りをお願いします」と言われると、少しドキッとしますよね。草刈機は便利ですが、正しい使い方を知らないと危険です。この記事では、初めてでも迷惑をかけず、安全に作業できるよう…
ネギは日本の食卓に欠かせない存在ですが、ただの薬味ではありません。免疫力を高める健康効果や、家庭菜園で他の作物と一緒に植えることで病気を防ぐ「コンパニオンプランツ」としての役割もあります。さらに、小ネギは根を残して収穫すれば、何度でも再生…
畑や家庭菜園に咲く花。実は「きれいな彩り」だけでなく、野菜を虫から守る役割を果たすことをご存じでしょうか?マリーゴールドやナスタチウムといった花は、見た目を楽しみながら害虫対策にもなる「コンパニオンプランツ」として注目されています。今回は…
現代人の食生活では、野菜不足や加工食品中心の食事から「ビタミン・ミネラル・食物繊維」が欠けやすいといわれます。今回は、特におすすめの手軽に摂れる健康野菜3種類と、栄養を壊さない調理法をご紹介します。 ① ブロッコリー:ビタミンCと葉酸の宝庫 不…
コンパニオンプランツとは 「コンパニオンプランツ(Companion Plants)」とは、一緒に植えることでお互いに良い影響を与える植物の組み合わせのことです。病害虫の抑制、成長促進、土壌改善などの効果が期待でき、家庭菜園や有機農業で注目される栽培テクニ…
雑草は本当に敵? 家庭菜園をしていると、どうしても「雑草は敵!」と思いがちです。 せっかく育てている野菜のまわりに草が生えてくると、一本残らず抜きたくなる――そんな経験はありませんか? でも実は、その雑草を「味方」にできる方法があるんです。 そ…
はじめに 家庭菜園は「安心・安全な野菜を育てられる趣味」として人気ですが、実は健康効果という観点からも大きなメリットがあります。 収穫したての新鮮な野菜を食べられることはもちろん、土に触れること自体が心身に良い影響を与えることが研究で示され…
家庭菜園は「食費の節約」だけでなく、「健康づくり」の強い味方です。実際に、自分の庭やベランダで野菜を育てる人が増えています。とれたての野菜は栄養価が高く、スーパーで買うよりも新鮮。さらに、無農薬で育てれば安心して家族に食べさせられるという…
はじめに 「家庭菜園を始めたいけれど、今の季節に何を植えればいいの?」 そんな疑問を持つ方に向けて、今回は 秋から冬にかけておすすめの野菜3種類 を紹介します。 ブロッコリー、サニーレタス、そしてホウレンソウ。初心者にも育てやすく、食卓でも大活…
結論 時間帯:基本は早朝。猛暑日は「早朝+夕方(鉢・プランター)」でOK。 量:1回で土の10〜15cmまでしっかり湿る“深く・少なめの回数”。目安は20〜30L/㎡/週(降雨量で調整)。 頻度:露地は週2回前後を基準に、土質・天候・作物で増減。プランターは土…
はじめに:痩せ地でも家庭菜園はできる? 「畑の土が痩せていて肥料を入れてもなかなか野菜が育たない…」「家庭菜園を始めたいけれど、土がやせているから心配」 こんな悩みを持つ方は多いはずです。 実は、すべての野菜が肥沃な土壌を必要とするわけではあ…
はじめに:土づくりが家庭菜園の成否を決める 家庭菜園を始めるときに最も大切なのは「土づくり」です。どんなに良い苗や種を使っても、土が硬く痩せていては野菜はうまく育ちません。 この記事では、初心者でも失敗しない基本手順・道具・時期を徹底解説し…
農家がインスタを使うべき理由とは? 「農家がブランディングするなんて大規模農家だけの話でしょ?」 そう思う方もいるかもしれません。ですが今は、小さな農家こそインスタを活用する時代です。 理由はシンプル。 • 見た目で伝わる「鮮度」「美味しさ」「…
雑草の中から見つけた一本のさつまいも 畑の雑草を刈っているとき、土の中からひょっこりと顔を出したのは、一本のさつまいもでした。 管理が行き届いた場所でもなく、雑草の中でひっそりと育っていたこのイモ。見た目は少し不格好ですが、こうした野菜ほど…
はじめに 家庭菜園をしていると「病気が出やすい」「虫が多い」と悩むことがあります。そんなときに役立つのが コンパニオンプランツ(共栄作物) です。 これは、野菜や花を一緒に植えることでお互いの成長を助け合う栽培方法。農薬に頼らず環境を整えるこ…
はじめに 家庭菜園を始めると、つい「農家の畑と同じようにやらなきゃ」と考えてしまいます。 でも実は、畑と家庭菜園は目的も管理方法もまったく違うんです。 農家として働く私が、「畑と家庭菜園の違い」と「家庭菜園だからこそ活かせるコツ」をお伝えしま…
結論:「少し乾き気味のタイミングで、表土~20cm前後を目安に、有機物+ミネラルを入れて耕す」。これだけで根の伸びが変わり、収穫が安定します。本記事では、時期・深さ・道具・具体手順を、初心者向けにシンプル化して解説します。 耕すベストタイミング…
近年、農業とSNSの相性が注目されています。その中でも Instagram(インスタグラム) は、写真や動画を中心とした発信が得意で、農作物の魅力を「見える化」できるツールです。 「農業をしているけれど販路が少ない」「もっとファンを増やしたい」という方に…
【徹底比較】農薬不使用と有機(オーガニック)の違い|家庭で選ぶポイント 更新日:2025-08-20|カテゴリ:食と農 スーパーや直売所で見かける「農薬不使用」と「有機(オーガニック)」。どちらも体に良さそうですが、実は意味も根拠も異なります。この記…
はじめに 「なぜ優秀な人ほど辞めていくのか?」 職場でこんな疑問を持ったことはありませんか。 日本の多くの企業には、**「できる人に仕事が集まり、できない人と給料が変わらない」**という構造的な問題があります。 これは一時的な不公平感にとどまらず…
有機野菜とは? 有機野菜とは、化学肥料や農薬にできるだけ頼らず、堆肥や自然のサイクルを活かして育てられる野菜のことです。 スーパーで「有機JASマーク」がついた野菜を見かける方もいると思いますが、実際に家庭菜園で育てると、 “自分で育てた安心…
「最近、家族の健康が気になる」「もっと野菜を食べさせたい」と考える主婦の方へ。 実は家庭菜園には、家計の節約以上に“心と体を健康にする効果”があることをご存じでしょうか? この記事では、家庭菜園の健康効果を科学的根拠とともにご紹介します。特に…
スーパーで買うより安い?家庭菜園コスト比較と“本当の価値” 対象:主婦層/小さな子どもがいる家庭/家庭菜園ビギナー 「家庭菜園って本当に節約になるの?」という疑問に、具体的な数字と数字では測れない価値で答えます。今回は、育てやすいミニトマトを…
プランター1つの小さな畑でも、毎日の観察・世話・収穫・調理までが立派な食育になります。必要なのは「好奇心」と「少しの習慣」だけ。 まずはここから 育てやすい野菜 年齢別の関わり方 FAQ チェックリスト なぜ「家庭菜園 × 食育」なのか 五感で学ぶから…