
農林水産省の予算(農水予算)は、ここ数十年で大きな変化をたどってきました。
ピークは1982年度の3兆7010億円。その後は減少し、現在(2025年度当初予算)は2兆7706億円となっています。
一見すると安定しているように見えますが、実は大きな課題があります。
それは―― 「補正予算」への依存度が高まっていること です。
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農水予算の2割が「補正」に依存
近年の農水予算のうち、およそ2割が補正予算でまかなわれています。
補正予算とは、当初決めた予算では足りない場合に国会で追加される「臨時のお金」のこと。
本来は災害や急な市場変動といった“想定外”の出来事に対応するための仕組みです。
しかし近年は、
• 毎年のように発生する豪雨や台風などの自然災害
• 国際情勢による輸入価格の高騰や食料安保対策
• 突発的な農産物価格の変動
こうした理由から、恒常的に補正に頼る傾向が強まっています。
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過去の予算増減から見えること
日本農業新聞(2025年8月23日)記事で紹介されていたランキングでは、
• 最大の増額は1978年度(+4165億円)…食料需要の増加と農業基盤整備が背景。
• 最大の減額は2005年度(▲1988億円)…農業予算の効率化が進められた時期。
つまり、農水予算は景気や政策の方向性に大きく左右されてきたことが分かります。
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今後の課題
補正予算は柔軟に対応できるメリットがある反面、
「補正頼みの体質」=計画性の欠如 とも言われかねません。
今後は、
• 基盤整備や食料安保などの“恒常的な対策”は当初予算で確保
• 補正予算は「本当に緊急時」に限定
このバランスが重要になります。
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まとめ
農水予算は過去50年で増減を繰り返し、現在は補正予算への依存が強まっています。
自然災害や国際情勢の変化に対応するために柔軟さは必要ですが、農業現場に安心をもたらすのは安定した当初予算です。
農業の未来を守るためには、「補正ありき」から「計画的な予算編成」への転換が欠かせません。
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個人的には、農業は国の一大事だと思っています。人は食事しないと生きていけない。非常に当たり前のことが軽視されていると感じます。そんな予算が増えるどころか減っているのには驚きます。近年の物価高を踏まえると、実態はさらに深刻なのではないかと思います。
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