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【農家向け】指定野菜と特定野菜の違いをわかりやすく解説|価格安定制度と県単支援とは?

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農業経営を続ける上で、**「野菜の価格安定制度」**は重要な仕組みです。その中心となるのが「指定野菜」と「特定野菜」。名前は似ていますが、制度の対象や支援内容には大きな違いがあります。

ここでは、農家の方に向けてポイントを整理して解説します。

 

 

 

指定野菜とは?主要14品目が対象

 

指定野菜とは、国が定めた「国民の食生活に欠かせない主要な14品目」を対象にした制度です。

対象となるのは以下の14種類:

 

だいこん
にんじん
じゃがいも
たまねぎ
はくさい
キャベツ
きゅうり
なす
トマト
ピーマン
さといも
ねぎ
レタス
ほうれんそう

 

 

 

 

支援内容

市場価格が下がりすぎた場合 → 国と農協が積み立てた基金から農家に補填。
市場価格が高騰した場合 → 逆に、積立金の払い戻しや調整出荷で需給を安定。

 


つまり、全国的に広く栽培され、消費量の多い野菜を守る仕組みです。

 

 

 

特定野菜とは?地域需要や消費拡大が目的

特定野菜は、指定野菜ほど全国的に重要ではないけれど、地域で需要が高く、安定供給が必要とされる野菜です。

対象は固定されておらず、その時の状況や政策で変わります。

 


例:ブロッコリー・セルリー・カリフラワー・ごぼう など。

 

 

 

支援内容

市場価格が下がった場合、指定野菜と同じように基金から補填されることもある。
ただし、指定野菜ほど制度が強力ではなく、限定的な支援にとどまる。

 

 

要するに、「指定野菜」ほどの優先度はないが、産地や消費者にとって重要な野菜を守る制度です。

 

 

 

 

「県単」とは?県独自の補助制度

国の制度とは別に、各県が独自で行う補助や助成があります。これを通称「県単(けんたん)」と呼びます。

 

 

県単の特徴

県独自で決めるため、対象作物や補助内容が地域ごとに異なる。
例えば、県内で盛んに栽培されている野菜を対象に、価格安定や販路拡大のための支援が行われる。

 


つまり、国の制度(指定野菜・特定野菜)に加えて、県レベルでも農家を守る仕組みが用意されているということです。

 

 

 

 

農家にとってのポイント

指定野菜:主要14品目。全国レベルで価格安定が図られる。
特定野菜:地域需要や消費拡大に対応。指定野菜ほど強力ではない。
県単:県が独自に支援する制度。県ごとに内容が違う。

 

 

まとめ

農業経営では「価格が安定するかどうか」が大きな安心材料。

自分の栽培している作物が 指定野菜・特定野菜・県単支援の対象かどうかを把握してから作付計画することで、リスクに備えられます。

 

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