
最近、スーパーで見かける「国消国産」という言葉。
実はこれ、「国産品を消費しよう」というだけでなく、**“自分たちが食べるものは、自分たちの国でつくる”**という考え方を表しています。
地元で生まれた食を、地元で支える。この循環が、日本の食料自給率を守る大切なカギとなっています。
🌾国消国産とは?
「国消国産(こくしょうこくさん)」は、**“国民が消費する食料を、できるだけ自国で生産する”**という理念です。
JAグループが中心となって広めており、ハローキティなどのキャラクターとコラボすることで、子どもや若い世代にも親しみやすく伝えています。
背景には、
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食料自給率の低下(2024年度:カロリーベースで37%前後)
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異常気象や国際情勢による輸入リスク
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農家の高齢化と担い手不足
といった課題があります。
🍙なぜいま、国消国産が大事なのか
輸入に頼りすぎると、
・輸送コストの上昇
・供給の不安定化
・安全基準の違い
など、日常の「当たり前の食卓」が脅かされます。
たとえば2022年以降の国際的な物流混乱では、小麦や油の価格が一気に上がりました。
こうした影響を和らげるには、国内で食料を生産・流通・消費する仕組みが欠かせません。
🌱私たちができること
国消国産を進めるには、消費者一人ひとりの選択が大切です。
たとえば――
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スーパーで「国産」表示を選ぶ
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地元の直売所や道の駅を利用する
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季節の野菜を食卓に取り入れる
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学校給食で地産地消を応援する
こうした日々の選択が、地域の農業と未来の食を支えます。
🧑🌾まとめ
「国消国産」は、単なるスローガンではなく、**“食を通じて未来を守る行動”**です。
地元で採れた野菜や米を選ぶことが、結果的に農家を支え、子どもたちの世代の「食の安心」につながります。
「つくる人」と「食べる人」が手を取り合う社会を育てていきましょう。
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