未来を耕す、農とお金のはなし

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草刈りは「めんどう」から学ぶ、農作業の本質

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草刈り。
正直、めんどうです。暑い時期は特に、刈っても刈ってもすぐに伸びます。
近年では温暖化の影響もあって、雑草の成長スピードが以前より確実に早くなっている気がします。

伸びてからでは、手遅れになる

草というのは、一度成長しきってからでは太く、刈るにも時間がかかります。
放っておけば根が張り、刈払機の刃が何度も止まりがち。
「今度まとめてやろう」と後回しにすると、次に取りかかる時の負担が倍になります。

早め早めに手を入れておく。
それが、結果的に“ラクをする”いちばんの近道ではないでしょうか。

草刈りは「段取りの象徴」

この感覚は、草刈りだけでなく他の農作業にも通じる気がします。
播種(はしゅ)の準備、肥料の仕込み、排水対策、機械の整備……。
どれも「後でいいか」と思った瞬間から、仕事は自分を追いかけてきます。

逆に、早めに動けば、気持ちにも余裕が。
「追われる農業」ではなく、「追いかける農業」
主導権を持つことで、作業の質も結果も変わってきます。

小さな先手が、大きな余裕を生む

畑仕事に限らず、人生も同じだと思います。
先回りして動くことは、最初は少し手間がかかりがち。
けれど、あとで苦労しない。精神的にも、体力的にも

結局のところ、「めんどう」と思った瞬間が、動くタイミングなのでは。
その小さな先手が、次の季節の余裕をつくっていくのではないでしょうか。

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まとめ
草刈りは、ただの雑草対策ではありません。
「仕事に追われるか」「仕事を追いかけるか」を教えてくれる、農業の原点そのものというと言い過ぎでしょうか。

 

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