未来を耕す、農とお金のはなし

― 小さな畑と、家族と、未来のための経済の知恵 ―

2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧

コメ集荷業者が突然連絡不能──その時、受け皿になったのはJAだった

近年、民間のコメ集荷業者の参入が増えています。買い取り価格が高かったり、取引がスピーディーだったりと、農家にとってメリットは確かにあります。しかし、令和7年11月21日の農業新聞に掲載された例は、その裏側にある「危うさ」をよく示していました。 …

早生・中生・晩生ってそもそも何?

野菜やお米、果樹などを調べていると、「早生(わせ)」「中生(なかて)」「晩生(おくて)」という言葉をよく目にします。 ざっくり言うと、 早生:播種(定植)から収穫までの期間が短い品種 中生:その作物の中で「標準的な」収穫時期の品種 晩生:じっ…

【初心者農家必見】直売所における「売ること」と「信頼を築くこと」

直売所は、農家にとって野菜を販売する大切な場所のひとつです。新鮮な野菜を直接消費者に届けられるという点で、非常に魅力的な仕組みです。 しかし、残念ながら「売ること」そのものが目的になってしまっているケースも見受けられます。たとえば、多少の傷…

🚜 農家にとって「軽トラ」は、なくてはならない存在。

農業を始めるうえで、トラクターや草刈機よりも、まず最初に手に入れるべきもの。それが、**軽トラック(軽トラ)**です。大げさではなく、軽トラがないと農業は始まらない――そう言っても過言ではありません。 1. 小回りがきく。それが最大の武器 農地は狭い…

「百姓」とは?──農家だけではない、“百の仕事”をこなした人々の生き方

はじめに 「百姓」という言葉を聞くと、多くの人は“農家”を思い浮かべるでしょう。しかし、もともとの「百姓」は、もっと広く、もっと深い意味を持っていました。その語源をたどると、現代の私たちにも通じる“自立した生き方”のヒントが見えてきます。 「…

【就農したい人必読!】Iターン農家が失敗しないための3つの心得

地方での就農を考えている人にとって、畑を持つことよりも大切なのが、人とのつながりです。特に、Uターン(地元出身)と違い、Iターン就農者はゼロからのスタート。「祖父の遺した畑だから、地元の人が助けてくれるだろう」──そう考えるのは危険です。 むし…

かつては当たり前だった「自給」。今では贅沢?

昔の日本では、どこの家庭でも野菜を育てていました。畑がなくても、庭の片隅や軒下に小さな畝を作り、季節ごとに大根やナス、きゅうりを収穫していたのです。 今ほど豊かではなくても、「食べるものは自分でつくる」という安心感がありました。それがいつの…

フカフカした土の正体:それは「団粒構造」が生きている証拠

畑を見ていると、「この土、フカフカしてるな」と感じる瞬間があります。それは単に柔らかいというだけでなく、**植物がよく育つ“良い土”**であるサインです。その秘密は、「団粒構造(だんりゅうこうぞう)」という土の仕組みにあります。 ■ 「団粒構造」と…

落ち葉堆肥:古代から続くサステナブルな知恵

秋になると舞い落ちる落ち葉。実はこれ、昔から農家にとって“宝”でした。化学肥料がない時代、人々は自然の循環を上手に利用して、落ち葉を堆肥として活かしていたのです。 ■ 古くからの知恵とサステナブルな発想 日本では江戸時代より前から、山や林の落ち…

草刈りは「めんどう」から学ぶ、農作業の本質

草刈り。正直、めんどうです。暑い時期は特に、刈っても刈ってもすぐに伸びます。近年では温暖化の影響もあって、雑草の成長スピードが以前より確実に早くなっている気がします。 伸びてからでは、手遅れになる 草というのは、一度成長しきってからでは太く…

農業における厄介な虫と助けになる虫|害虫・益虫トップ3を徹底解説!

厄介な虫トップ3 1. アブラムシ 野菜・果樹・花など、ほとんどの作物に発生する代表的害虫。植物の汁を吸って弱らせ、ウイルス病を媒介することもあります。繁殖力が非常に強く、温暖期には爆発的に増殖します。 2. コナガ アブラナ科(キャベツ・ブロッコリ…